健は今、基本情報技術者の試験に取り組んでいる。基本情報技術者の試験は、科目Aと科目Bに分かれる。
科目Aは、60問 90分1000点満点中600点が合格ラインである。シラバス(試験における知識・技術の細目は以下の通りである。
【テクノロジー系】1.基礎理論 2.コンピュータシステム 3.技術要素 4.開発技術
【マネジメント系】5.プロジェクトマネジメント 6.サービスマネジメント
【ストラテジ系】 7.システム戦略 8.経営戦略 9.企業と法務
科目Bは、20問 100分 1000点満点中600点が合格ラインである。シラバスは
【アルゴリズムとプロがミング分野(16問)】
・プログラミング全般に関わること
・プログラムの処理の基本に関わること(型、変数、配列、代入、算術演算、論理演算
選択処理、繰り返し処理、手続き・関数の呼び出し など)
・データ構造及びアルゴリズムに関すること(再帰、スタック、キュー、木構造、グラフ
連結リスト、整列、文字列処理 など)
・プログラミング諸分野への適用通知に関すること(数理、データサイエンス、AIなどの分野
を題材としたプログラム など)
【情報セキュリティ分野(4問)】
情報セキュリティの確保に関すること
健にとっては科目Bの壁が高い。特に、プログラムミングのところであろう。
今の子供は、小学校からプログラミングを習い始めるが、健が、情報技術に初めて触れたのは、31歳(平成元年)からである。
Windowsができたのが38歳(平成8年)である。
このギャップたるや物理的・時間的には如何ともしようがないが、それを、精神的にはできないと判断はしたくないのが健の性格である。とにかくやる!と、健は、繰り返し繰り返し言い聞かせている。いつまでの純情を忘れない男でいたい。純情とは「すなおで邪心のない心。利益・策略を離れて、いちずに寄せる人情・愛情。」である。
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