明治大帝の御製2(皇紀弐千六百八十四年 令和六年(2024年)四月二十九日)

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 今日も明治大帝の御製を紹介します。

よもの波 みなはらからと 思ふ世に など波風の たちさわぐらむ


 いかに明治大帝が平和を愛していらしゃったかがわかる一首です。有名な歌ですね。日露戦争は國力が10倍以上違うロシアとの戦いでした。できればやりたくありませんでした。しかし、樺太と朝鮮半島の両方から攻められたら、國防がかなわなくなり、我國は潰れていたでしょう。なので、朝鮮半島の支配をもくろむロシアに対抗せざるを得ませんでした。それでも、戦争に反対をされていた明治大帝は、何度もそれをできればそししたいと考えていました。

  軍事的に言うと、ロシアの準備が整うと朝鮮半島支配されて負けてしまいます。なので、最後の決断を軍部が進言した時に詠まれた歌です。

  時代は降って、日米開戦を話し合う昭和の午前会議のときです。この戦争もはっきり申し上げてアメリカの外交政策の責任で起きます。しかし、敗戦にしてしまったのは官僚化された軍部です。山本五十六などはその際たるものです。

 閑話休題。その午前会議の席上でも立憲君主は、口を出してはだめです。立憲君主制どの君主ができることは、勧告や相談等のみです。

 なので、昭和天皇は、明治天皇のこの和歌をお読みになりました。つまり、暗にもう一度考え直すことはできないのか?とさとしたのです。

 戦争の國力比較としては、日露戦争のときにの何分の一です。それに我國には世界最強の帝国陸海軍がありました。明治の男たちだったら、アメリカまで攻め込む愚策などとらなかったでしょうし、敗戦にも導いていないでしょう。

 特に海軍のあの愚策はとらなかったでしょう。官僚とは怖いものです。國を潰します。今の日本は似ていませんか? 財務省・日銀・内閣法制局などが、國を潰しにかかっています。メディアも國民も気づいていません。


【今日の拙首です】
今の世の 男たちでは 戦えぬ 滅亡防いだ 明治の戦い

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このページは、宝徳 健が2024年4月29日 06:25に書いたブログ記事です。

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