「秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず」
という世阿弥の芸の秘伝の言葉があります。
「隠しているものは本当はたいしたものではない」という意味が込められています。芸の秘伝は「他人にしられないことで効果を発揮する」と世阿弥は述べています。秘伝は種明かしをしてしまうと、実は必ずしもびっくりするものではないのですね。
これを私たちの生活にあてはめると、隠し事は良くないことかもしれませんが、隠しておいた方がよいことや、黙っていたほうがいいことというのはありますよね。隠した方が相手にも自分にもいいことってあるので、そういう時に生き方を決める言葉です。
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