私たちの若い頃は車やバイクを保有するというのは一種のステイタスでした。私は、あまりお金がなかったので、オンボロカローラに乗っていました。ある時、今上陛下のお妃候補だった人その仲間たちと大学が同じだったので、テニスをする 機会がありました。とっても綺麗な可憐な女性でした。でも、乗ってくる車がフェアレディ240Zです。すごいなあと思いました。誰かが言いました「◯◯ちゃん、すごい車だね」。彼女は答えました「でも、国産ですから」と。
福岡の片田舎で育った私は、上京してからそれまでに見たことも聞いたこともないことばかりが起こりますが、この出来事もその一つです。結局、その女性とは一度しかお会いしていませんが鮮明に覚えています。
みんな良い車に乗っていました。大学は東京ですが、今は、東京に住んでいたら車はいらないですよね。他の地域では小さな家が借りられるぐらいの価格の駐車場を借りざるを得ません。JRも地下鉄も私鉄もバスも縦横無尽に走っています。タイムズレンタカーは維持費なしで借りられます。
でも、地方に行けばまだまだ車は必要ですね。福岡でも、街中から少し離れたらど田舎です。市民の足としての車は必要でしょう。また、車にはさまざまな技術開発がなされています。
その福岡で昨日悲しい事故が起きて七歳と五歳の女の子が亡くなりました。軽自動車と路線バスの正面衝突です。ドライブレコーダーの映像を見ると正面衝突どころではありません。最初は、少しセンターラインをオーバーしていたのかなと思っていましたが、完全に相手車線に軽自動車が走っていました。それもスピードを落とさずに路線バスに突っ込んでいるのです。事故理由は警察の調べに任せますが、幼い女の子を乗せていてこれはダメです。
地方ではまだまだ車が必要なら、安全・安心運転をしなければなりません。それでも、安全・安心運転ができないなら、免許は返納したほうがよい。快適なドライブが人殺しの原因となります。
私? 約七年前に交通事故に遭ったとき、被害者ではありましたが、自分が加害者になることも怖くてもう返納済みです。西宮の地区ではそれでも不便はありません。気持ちもとても楽です。
さあ、地方に住む方々、どうされますか? 自治体のみなさん、何か対策を考えませんか?
これでは、いくら車の技術革新が進んでも、車が人殺しの原因になります。
コメントする