山崎豊子という作家が書いたものがベースとなりTV番組で「白い巨頭」というものがあります。
若い頃、司馬遼太郎、山崎豊子、城山三郎、阿川弘之等々の本を貪りよみ、それぞれに感動しました。それが全部嘘だったとわかったときは、人生をすべて否定されてしまったようにショックを受けました。
司馬遼太郎は、初期の頃はよかったのですが、毎日新聞に移ってからがおかしくなりました。山崎豊子は、もともと左翼新聞社毎日新聞出身です。権力とかが大嫌いなのに、権力だらけの支那に行って周恩来から情報をもらっています。山崎豊子の権力思考は、まるでTVドラマの相棒のようです。
城山三郎の男子の本懐や官僚たちの夏は、マクロ経済学を知らない人が書いた愚策です。阿川弘之の阿川三部作と言われる山本五十六、米内光政、井上成美は、どうしたらこの愚将たちをこれだけ立派な人間にしたて挙げられるのかと思わざるを得ない作品です。
でも、みんな筆が強いので、読む側としては、騙されるんです。これだけの作家たちが、これだけの作品を残せば、國民はだまされます。もっと酷いのが、メディアです。これらを美化します。
支那の古典も若い時に貪り読みました。でも、彼らは理想論を語るだけで、決して実行しようとはしていません。なぜなら、良いことをすると、殺されるからです。
日本だけです。この理想論を必死に実行しようとしたのは。
これもがっかりしましたが、でも、内容はよいので先の作家たちよりは心に遺っています。
知識を得ることは大変ですね。
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