ゲームの理論と被団協(皇紀弐千六百八十四年 令和六年(2024)年十月十四日)3

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 経済学にゲームの理論と言うものがあります。そのゲームの理論の概念を

ナッシュ均衡

と呼びます。ナッシュ均衡とは、プレイヤーが自分の戦略を変更することで利益が得られない状態です。

 例えば、囚人のジレンマというのがゲームの理論にありますが、両プレイヤーが裏切ることでナッシュ均衡になります。

 同一事件で逮捕された2人の囚人が、互いに意思疎通ができない牢獄にいるとします。警察が個別に尋問します。囚人の選択肢は「自白」か「黙秘」です。双方にとって最良なのは「共に黙秘」です。でも、相手がどちを選択するかわからない状況では、もし相手が自白し、自分が黙秘をすると自分だけ重罪を受けてしまいます。この状況下で2人がそれぞれ思考を巡らせた結果、2人とも同じ結論に至ります。自白です。両方のプレイヤーが自分の戦略を変更することで利益を得られない状態を作ってしまうのです。これがナッシュ均衡です。

 誤解を恐れずに言います。もちろん核兵器廃絶がなされれば、素晴らしいことですが、核保有国が、たとえば、アメリカが核を廃絶すると言ったとします。核保有には多方面で多大なコストがかかります。だから、核を廃絶しますと言った方がコストが下がります。さらに保有する管理コストや、使用に関するリスクたるや筆舌に尽くし難いものがあります。なくした方がメリットがあるのは一目瞭然です。でも、明日、核保有国に核打ち込まれます。核保有国は共にそのリスクを負っているのです。

 ポーランドは、かつて世界第3位の核保有国でした。周りの国はポーランドが核保有をしなくなれば、絶対にポーランドをせ攻めないから、と、確約しました。それがこの結果です。

結局、核保有国はそんなそれをずっと背負って

損をしているのです。ナッシュ均衡です。「核を放棄したり」「約束を守れば報酬を与える」と言ったことがないとナッシュ均衡は終わりません。

 被団協の主張には、具体的な行動スケジュールがありません。それを示さないと、威張っているだけで机上の空論です。

  何を偉そうに。被団協さん、あなたたちのやり方では、ずっと核はなくなりません。

 核を廃絶したいなら、核を保有しながら、廃絶を叫ぶか、核以上の武器を、正しい国が作るしかないのです。それができるのが唯一の被爆国 我國日本です。

 まあ、平和賞は、それなりの抑止力になるかもしれませんが、数年でその議論は終わります。

 被団協さん、あなたたちの資金源はどこですか?誰ですか?共産党ですか?

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このページは、宝徳 健が2024年10月14日 10:18に書いたブログ記事です。

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