今日は前のブログで打ち止めと思っていましたが、もうひとつ笑。
TVerで、山崎豊子の「不毛地帯」に沿ったドラマがやっています。唐沢寿明がやっているのが壱岐正です。遠藤憲一がやっているのが鮫島です。壱岐は、伊藤忠商事の、瀬島龍三がモデルです。敗戦前に大本営参謀にいた人間です。彼は表面上シベリアに11年拉致されますが、その経緯は割愛します。
鮫島は、日商岩井の海部一郎です。この両者の戦いは有名です。海部一郎は、ダグラス・グラマン事件の日商岩井の副社長です。
彼ら二人の戦いは、割愛します。でも、こんなすごい世界もかつての日本にはあったのです。
ビジネスの戦いでこんなに凄まじい戦いが起きるのです。男冥利に尽きます。
だだし、山崎豊子がひとつ誤っていることがあります。佐々淳行という方がいます。浅間山荘事件を指揮した人物で、初代内閣安全保障室長です。彼がはっきりいっています。瀬嶋隆三は、ソ連(現ロシア)のスパイだと。それは数々の公文書で証明されています。
その瀬島隆三は、中曽根総理大臣の確か相談役のような存在でした。
もしかしたら中曽根総理は知っていたのかもしれません。ソ連に情報が流れていたかもしれません。でも、それが敗戦国日本が生きる日本のためだったのかもしれません。
瀬島龍三も、そうするしか敗戦国日本が生きる道はなかったのかもしれません。
それほど、敗戦とはしんどいものです。
官邸の情報はどんどん漏れます。逆にソ連の情報もどんどん入ります。
この辺が山崎豊子の小説にはまるで書かれていません。それをメディアは絶賛します。
でも、我國日本にビジネスマンでさえ国家のために生きた時代があったのだよ。令和の諸君。
戦争の歴史ではない。敗戦の歴史です。でも、そこに國家を守ろうと懸命に生きた人たちがいたことを少なくとも否定はするな。
飲酒運転、信じられない事件、逆走、毎日目を背けたくない事件、・・・・。みんなそれを乗り越えたんだ。
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