昨日は、十三夜でした。きれいなお月様でしたね〜。私は知らなかったのですが、息子がラインで「十三夜に曇りなし」と言ってきました。
私たちがよく知っているのは、「十五夜」や「中秋の名月」です。実は、十五夜は毎月十五日の夜。新月から数えて十五日目の夜です。実は毎月あります。
中秋の名月は、旧暦七月〜九月が秋とされていました。その中間の八月十五日は「中秋」と呼ばれていました。この二にのぼる月は一年でも日本國っとも美しく見えることから中秋の名月と呼ばれることになりました。満月とは限りません。
閑話休題。十三夜は日本で始まった風習です。
くももなき 鏡と見ゆる 月影に 心うつらぬ 人はあらじな(太宰大弐長実)
美しい歌ですね〜。こんな和歌を詠めるようになりたいなあ。日本人には和歌があるので、どんなに乱れていても心を美しさに戻すことができます。小学校から英語教育など馬鹿なことを言っているのではなく、小学校から和歌の創作の授業をやると子供たちの心は美しくなります。
諸説あるのですが、十三夜がなぜできたかの面白いエピソードがあります。違うかもしれませんよ笑笑。
吉原の遊女が中秋の名月を吉原で過ごしたら、「片月見」を避けるために十三夜も来てねといったとか。知らんけど笑笑。
誤解があるようですが、吉原の遊女の年期明けは二十四歳ぐらいだったそうです。年期明けにも生きていけるように、和歌、書道、お茶などなどの教養を教えられていたそうです。目をつぶされて逃げられなくした支那の遊女とはえらい違いです。それと遊女がまた泣いたいなあって思ったのでしょうね。
【拙首です】
片月見 ならじとこころ うつしあふ いとしき方との 十三夜の月
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