石油業界の歪み④(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)一月十八日)

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出光興産株式会社に入社市、福島県郡山市の 郡出張所に赴任しました。小さな小さなガソリンスタンドの2階が、事務所です。ガソリンスタンドは出光興産株式会社の直営です。

 

この本来なら販売店の手本になる直営なのに、それはそれは酷いものでした。私たちをのぞいて全部で5人いました。少ない販売量だったのに、今では考えられないぐらい大人数です。やはり資本財の発達ってすごいですね。

 

古代から、人類は、労働生産性を資本生産性に置き換え、労働力を別の産業に置き換えることやってきました。それが人材の流動化です。今の人を辞めさせてはいけないという、労働関連法規は、経済の原則かはずれています。省庁というのは馬鹿ばかりです。

 

例えば「紙の発明で」す。それまで暗号でしかなかった支那の文字はどうしていいかわからなくなったでしょう。今の、ネット社会への変革などとは、比較にならないぐらいの変化でした。

 

 青銅器から鉄器への変化もそうです。鉄器が出ていた時には相手側は、凄まじい恐怖だったでしょう。その後も枚挙に暇がありません。この技術革新の動きを止めようとすると必ずその人間集団は滅んでいます。

 

 石炭から石油への変化もそうでしょう。

 でも、石油は戦略商品でありすぎました。石油産業が産声を上げてから、一度も豊かな石油産業であったためしがありません。今、需要が減退して、衰退産業になってからが石油業界にとって一番良い時代ではないでしょうか?それを書いていきますね。

 

 それにしてもこの郡山直営は酷かった。所長が全くやる気がないので、みんなしらけていたのです。5人がショップルームの中に入って、座ってタバコを吸っていました。

 

 その日、独身寮に帰るときに同期のO君と「明日からはガソリンスタンドの最高のサービスを「魅」せてやろうぜ」と誓いました。私たちの楽しい郡山時代の始まりです。

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このページは、宝徳 健が2025年1月18日 08:14に書いたブログ記事です。

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