(以下、IPA NEWSより)
施策は多岐にわたりました。「セキュリティ保険の増額」、「セキュリティ体制に関する外部監査の実施」、 「情報セキュリティや個人情報保護の規程」、「運用マニュアルなどの見直し」といったソフト面のほか、「全端末のログ監視」、「パケットの振る舞い検知システムの導入」、「電子証明書が発行された端末のみネットワークに接続できるようにする」など、ハード面も整備。そして、これらと並行して進められたのが、「SG を活用したセキュリティ人材の育成」でした。
(以降割愛)
この隈病院はすごいですね。実際に診察を受けていても、人間ではできないことがITでやられている感じがします。ここからは私見です。
医療の世界は特殊な世界であり、コンサルタントなどが対策を支援するにはとてもハードルが高いと思います。ただし、もう一つ。医師やコメディカルは、医学は知っていますが他のことは何も知りません。医学の中でも、自らの専門性しか知らない方がおおいのす(医療関係の方には申し訳ありません)。昔、ある病院のコンサルとしていたときのことです。夜中に急患が来ました。当直の医師に診察を頼むと(おそらく風邪なのに)、「僕専門外だからと言われました」
こういう状態でITの技術を身につけるのは、医療関係者にとって酷なのではないでしょうか? また、医療は厚生労働省に対するデータを活用した報告がものすごいんです。そこで不備が見つかると保険点数が削られてしまいます。
これをコンサル等の支援者がやろうとすると、「豊富なコンサルティング経験・技術」「医療知識(ある程度の)」「医療事務(とそのデータを厚生労働省への報告だけではなく解析する方法)」「IT技術(ホワイトハッカー)」「(そこが病院なら)病院組織の運営方法」「医療財務」等を知るスーパーコンサルが必要になるでしょう。その無謀なチャレンジに挑戦しようとこの六十六歳の老人は考えながらかなりのプレッシャーを感じています。
今回は、医療のお話をしました。これが運輸会社(特にタクシー・パス)」ではどうでしょう。これまた国土交通省に膨大なデータを報告しています。
つまり関係省庁は、((必要なことではありますが)自分たちの仕事のために「患者様やお客様へ目線を向ける指導はなされていません」。担当省庁は、上を向いて仕事させている平目業界を作ろうとしています。その点この隈病院は、素晴らしい患者サービスを展開させています。感服します。
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