石油業界のひづみ③(皇紀 弐千六百八十五年 令和七年(2025年)一月十六日)3

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 さて、昭和五十八年七月一日付で郡山出張所赴任になりました。なんでも、新入社員で出張所に行くのは初めてだそうな。

 研修中になんかしでかしたかな?  同期のO君と一緒でした。彼とは、本当に仲が良かった。今、どうしているんだろう。

 新幹線郡山の駅につきました。誰も迎えに来てくれていません涙。

 もらった地図を持って、O君と主張所を探しました。すると小さなガソリンスタンドが見えてました。どうやらその2回が事務所です。スタンドには5〜6人ぐらい。出張所には7人ぐらい。小さな事務所にひきめきあっています。

 昔の出光は、必ず、スタンドの上に事務所がありました。それが大きな支店(統轄支店)だったらいいのですが、ここは出張所です。大学の同期で、他の会社(商社とか銀行とか)は、丸の内で、背広を着て・・・・。と思ったらんなんで俺たちは、こんなスタンドやねん。と、思いました。やっぱり、俺たちは、実習の時に何かやったんだ。何かなあ?とか、考えました。

 いやいや出光佐三店主の「真に働く姿を顕現し国家社会に示唆を与える」が俺たちの仕事だろう、と思い直しました。福岡で育ち、東京で学生時代を過ごした私たちは、この感動の涙が出る、地方都市の素晴らしさを知らなかったのです。それは、おいおい。これは「ひづみ」の記事だろう。

 と、思ったら、出張所長が、「あ〜、君たちにはなあ、もう3ヶ月、下のスタンドで勤務してもらう」と。

 が〜ん、と思いましたが、出光興産の主義主張は、大地域小売業です。スタンドが基本、と気を取り直し、勤務に勤しもうと思いました。ところが、このガソリンスタンドというのが・・・・・つづく

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このページは、宝徳 健が2025年1月16日 13:57に書いたブログ記事です。

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