私は、出光佐三店主の「真に働く姿を顕現し国家社会に示唆を与える」という、佐三店主がおっしゃる出光興産第二の定款に、涙がでるほど感動して出光興産株式会社に入社しました。当時は、商社と銀行とメディアが真っ盛りな頃。まったくそれらに興味はありませんでした。
今回タイトルを「ひづみ」と書きました。今は、「ひずみ」ですよね。これって、迎合日本語です。まあ、いいや。
石油業界は、とういか世界の石油市場は、セブンシスターズ(石油メジャーの独壇場)に牛耳られてきました。
「石油の世紀」という本があります。アングロサクソンの本はあまり好きではありませんが、この本は、読んでみて面白いなあ、って、思いました。あと、「セブンシスターズ」も。
日本は、戦争に負けました。なぜ、当時の世界最強の帝國陸海軍をあんな愚かな戦いに導いたのかという帝国陸海軍、特に、帝国海軍の体たらくはいまだにわかりませんが、アメリカと戦う必然性はなかったのです。なんで、何千キロも離れたミッドウエイ・ガダルカナル等の行かなければならなかったのか。ひとえに山本五十六の官僚政治のあり方に責任があります。彼は、作戦立案能力も、作戦運用能力もなかった。ただ、あの戦争の日本は、石油が欲しかっただけなんです。
敗戦後、日本は、石油政策においてたまらなく、酷い扱いを受けました。それが「消費地精製主義」です。つまり、石油製品を海外から買うことを許されなかった我國は、メジャー(セブンシスターズ)の言うことを聞かざるを得なかったのです。
それに敢然と立ち向かったのが、出光興産株式会社の創業者、出光佐三店主です。
石油業界が、どんなに大変な思いをしてきたのか。なぜ、それに出光佐三氏以外は、誰も戦わなかったかを解説しておきます。
私の、人生の集大成のひとつでもあります。今、石油業界いいる人間よ、よく聞け!!!
コメントする