宇佐美の親父さん25:伊勢湾台風2(皇紀二千六百八十五年 令和七年(2025年)一月二十七日)3

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  前回のブログで伊勢湾台風の凄さをお伝えしました。親父さんは、ことあるごとに私に伊勢湾台風の凄さを語ってくれました。

※2ヶ月以上水が引かなかったのこと
※ねずみや蛇がいなくなったこと

 そして、伊勢湾台風の救援物資が全国からどんどん運び込まれたこと。これが親父さんが宇佐美の核となるトラックステーションをどんど創った理由です。

 「これからはトラックだ」と脳みそが筋肉の親父さんは、気付きます。誰も救援物資が運ばれたことしか考えていない時に。

 「商売とは常にチャンスなんだ」と私は思いました。

 そして、その時には、親父さんの頭の中には、トラックステーションの図面があったのです。トラックの運転手さんがどうやったら喜ぶかの(次回描きます)。

 しかし、元売である、出光興産株式会社は(というか担当者は)、強くそれを否定しました。「そんなの一時的なものでしかない。トラックステーションなんて作っても成功するわけがない」と。

 まだ誰も作っていないのに、成功しないなんてわかりませんよね。

できるかどうかよりやるかどうか

 です。当たり月の宝くじなんてありません。できない人は、すぐにこの理屈を言います。

 詳しくは覚えていませんが、こういう話があります。

 郷里から東京に出てきた二人の男がいました。二人は東京では水を売っていることをしってびっくりしました。

 一人のびっくりは、「東京は水でさえ金を出して買わなくてはならないのか」と、田舎に帰ってしまいました。

 もう一人は「東京はなんと水を売っているのか。ビジネスの可能性はすごいな」と、東京に残りました。

 後者の人は、なんだかとてもお金持ちになったそうです(有名な人なのに名前を忘れました)。

 さあ、親父さんの真骨頂の始まりです。

 新しい時代に親父さんは入っていきたった一件のガソリンスタンドから400ヶ所のスタンドのオーナーとなっていきました。

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このページは、宝徳 健が2025年1月27日 04:19に書いたブログ記事です。

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