どの本よりもわかりやすいM&A(皇紀二千六百八十五年 令和七年(2025年)一月十七日)3

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 前回の記事の専門用語を簡易に説明しますね。まず、バリュエーションです。

 

 これは、「企業価値評価・事業価値評価」です。いいですね〜。

 

 きちんと「経営」と「事業」が分かれています。それが意識されているかどうかはわかりませんが。

 

 「経営」というと、「会計」と勘違いしている方がたくさんいます。経営とは、リスクマネジメントそのものです。「戦略や目的」がないと経営者の熱い思いが社員等ステークホルダー(利害関係者)に伝わることはありません。「すぐれた理念に基づいたオーナーシップがないとその戦略や目的がリスクにさらされた時に企業は右往左往します」「戦略や目的にもどついた目標になっていないと、何をやっているのかがわからなくなります」。これだけではなく、今の政府の過度な負担の吸い上げに対して効果的なキャッシュフローマネジメントが行われていないと事業に投下できるお金がなくなり結果的に企業自体が衰退します」。その他にも、「知的財産権の保護」「労務問題へ対応」「災害対応(BCP)」「サイバーセキュリティ」「事業承継問題」等、枚挙に暇がありません。

 

つまり的確な経営がないと事業が動かなくなるだけではなく、事業が長続きしません。

 

これらのリスクが「潜在的なリスク(グラデュアルリスク)」であるときに経営者は対処しなければなりません。事業についてはもうお分かりだと思いますので割愛します。

 

 それらの企業活動を数字も含めて評価したものが「企業価値評価」です。今、恒常的に動いている事業を評価したものが「事業価値評価」です。私は、企業再生を多くやっているので、この二つはかなり関係してまいりました。

 

素下、数字面で評価する手法に時価純資産法やDCF法(ディスカウントキャッシュフロー)があります(詳細割愛)。

 

 MAでは当然「いくらで売った買ったかが」当然の如く重要視されます。なので、後々、譲渡し企業にも譲り受け企業にも不平不満がでないためにも、(完全に客観的は無理ですが)このバリュエーションはしっかりやっておきましょう。


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このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2025年1月17日 08:41に書いたブログ記事です。

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