司馬遼太郎、山崎豊子、吉村昭、城山三郎、阿川弘之などの作品はほとんど嘘です。これはまた後日、それぞれを評価していきます。メディアがなぜ絶賛するか私には皆目見当がつきません。共通点は筆が強いので読者が信じてしまうことです。小説なのでいいではないかというご意見もありますが、それ以上に、小説の許される範囲を逸脱した内容です。
はっきりしているのは、司馬遼太郎は毎日新聞で出版するようになってから作風がガラリと変わりました。山崎豊子は最初から毎日新聞です。なので、西山太吉の愚かなる行為を描いた「運命の人」なんかは、モデルの西山太吉をこれでもか、と美化します。毎日新聞は、西山太吉と沈まぬ太陽に仕舞いをつけないとジャーナリストを名乗る資格がありません(同じく、浅見一男と本田勝一にしまいをつけない朝日新聞もジャーナリストを名乗る資格はありません。この二人は、帝国陸軍の少尉二人を支那に銃殺刑にさせてています。朝日は人殺し新聞です。うちにも朝日新聞が時々売り込みにきます。私は言います「嘘に金払えって言うのか」「人殺しの片棒を担ぎたくなから」と)。
この中でランキングをつけるとしたら1位は山崎豊子、2位は司馬遼太郎、三位は阿川弘之、四位は城山三郎と吉村昭です。このひどい人たちの小説を私は若い頃に貪るように読んででいました。恥ずかしい。真実を知った時は自分の人生否定されたように感じました。
「大地の子」では上梓したあと何かの雑誌でインタビューをうけた彼女は周恩来によくしてもらったことや周恩来がいかにすらばしい人間かを語っていましたがうまく利用されたにすぎません。
一番ひどいのは、「沈まぬ太陽」です。事実をひん曲げています。若い頃にどういう体験をしてきたのだろうか。日本航空は悔しくて仕方がなかったでしょう。
先日、ニュースで、今でもこの事件が日本航空に負の遺産を抱かされているというような報道がありました。
これってただメディアの責任だけだろう
真実を報道するそれが唯一民主主義を守る手段である
このメディアコンセプト守っているメディアは一社もありません。一番大切なのは、
誰が正しいかではなく、何が正しいか
です。日本の中にはメディアに限らず、政治家、官僚、企業、利権団体・兵庫県庁等にこの「誰が正しいか」が蔓延し素晴らしい若者の成長を阻害してます。私は命を閉じるまでにささやかな抵抗で終わるかもしれませんが、この「誰が正しいかではなく、何が正しいか」の「誰が正しいか」でのさばっている老害を一つでも多く叩き潰し、若者が成長しやすくなる世の中創りをすることです。
閑話休題。ちょうど私が、出光興産株式会社 郡山出張所(福島県)から千葉支店に転勤したばかりの時です。昭和六十年(1985年)八月十二日。日本航空123便が御巣鷹山に墜落しました。不幸にも夜だったので、救助が難航し死者が増えました。その事故と日本航空社員を書いたのが山崎豊子の「沈まぬ太陽」です。読んだ時は、日本航空はなんてことをしてくれたんだ!と腹がたちました。本当に申し訳ございません。なんてことしれくれたんだ、は、山崎豊子に言わなければならなかったのに。
でも、「沈まぬ太陽」は事故そのものの内容よりも共産主義左翼の「恩地(おんち)」という人間がいかに素晴らしい男で、いかに遺族と向き合って、それをひた隠しにしようとしている日本航空によって悪者にしたてられて、アフリカに飛ばされたという内容になっています。
当時、航空事故調査委員会(現運輸委員会)の航空機事故調査官だった人は、航空事故調査委員会事務局長の部屋に入っていく山崎豊子を見たそうです。でも、有効な証拠を得られなかった山崎豊子は、先ほどのストーリーで小説を書きました。
司馬遼太郎もそうですが、山崎豊子も何かや誰かを悪者しなければ小説を書けない人たちです。
司馬遼太郎の「坂の上の雲」では、陸軍を悪者にしています。大東亜戦争は陸軍ではなく海軍が悪いのです。何を好き好んで、ミッドウエイやガダルカナルやソロモンまでいかければならない。国家に経営資源が乏しい日本は伝統的に相手の艦隊を待ち受けてそれを撃破するという戦略をとってきました。バルチック艦隊との日本海海戦がそうですよね。
なぜ、ハワイを攻撃して、相手にしなくていい(いじめられはしなかったが)アメリカに戦争をふっかけたか。せれも成功したのにハワイを占領しない愚策をとっています。あの戦争はどんな史実をみても侵略戦争ではありません。でも、官僚化した軍部の戦争がへたくそすぎました。戦犯は
山本五十六
です。彼は接待により大蔵省から予算をぶん取るのは得意でしたが、作戦能力は0どころかマイナスです。海軍にはハンモックナンバーというのがあって、海軍大学の成績によって、能力に関わりなく出世が決まった、まさに官僚そのものの制度がありました。海軍は海戦は別にして陸軍を運ぶのが主な仕事なのに、自ら戦争をしに行ってどうする!!! 「一年や二年は存分に暴れて見せます」という山本五十六の発言もそうです。これは、二年経ったら戦争に負けますと連合艦隊司令長官が明言しているのです。最初から負けるのを是としている軍人がいますか?
武士出身で官僚化していない明治の男たちならあの戦争に負けはしなかったでしょう。そして、司馬遼太郎は、陸軍を槍玉にあげるのに乃木希典大将と日露戦争時に乃木将軍に従った参謀長伊知地をクソミソに言っています。決してそんなことはありませんでした。TVの坂の上の雲も同じストーリーになっているので国民は騙されますよね。彼は万死に値します。それをメディアは絶賛します。
山崎豊子も、「大地の子」では、日本の国そのものを、「運命の人」ではアメリカ返還を実現した政府そのものを(戦争で取られた領土を戦争ではなく金で取り返すのは当たり前というかそんなことを実現した政府は大したものです)を批判の対象にします。司馬遼太郎と山崎豊子の小説は他も同じストーリーです。」
さて、「沈まぬ太陽」の主人公は「小倉太郎」という人間をモデルにしています。これは高山正之先生の「アメリカと韓国は偉そうに嘘をつく」だったっけなあ、の本でも書かれています。
小倉太郎は台湾生まれの東京大学法学部出身です。東大在学中からバリバリの共産主義者でした。
三越デパートで、共産主義左翼リバリの労働組合を作り、東大卒業後は活動履歴を隠して日本航空に就職し、労働組合委員長に就任しまし。ちなみに、労働組合とは会社幾つあってもいいのです。出光興産株式会社創業者出光佐三店主はこの労働組合を否定しました。みんなの会社なのになそんなものを作る必要がないと。日本の国体にしたがって経営をしている出光には必要ないと。権利義務の言葉なんて日本には本来ないんだと。でも共産主義左翼バリバリが入ってくると作ります。会社は幾度となく話し合ってそれを解消しました。するとアホなメディアが砂上の楼閣だと避難しました。まったくいつの時代もメディアは愚の局地ですね。
小倉という東大を出ても愚かな奴は(まったく国を批判するなら国費で東大で学ぶなよ)、パイロットやスチュワーデス(当時はこう呼んだ)の待遇改善(給料6倍、ハイヤーでの送迎、二日間の生理休暇やストキングの無償供与)を主張し日本航空を潰しにかかりました。スチュワーデスに銀座でデモまでさせて。小倉の目的は何か。ただの共産主義の実現です。つまり、マルクスが言う
労働価値説
です。生産性を上げずに労働者賃金だけを上げると会社ばかりか世の中はどうなるか一目瞭然ですよね。今の、石破や立憲民主党の野田が取ろうとしている政策です。
ハッリキ言いますと政界にいる弁護士で特に野党にいる連中はみんな共産主義者です。枝野然り福島瑞穂しかり。与党の中にも弁護士がいますが、いままで弁護士が政治家として機能したためしがありますか? みんな労働価値説だからなのです。経済がわかってないからです。生産性を追求しません。
ストライキが多発した日本航空は、欠航が相次ぎ、赤字に転落しました。日本航空はナショナルフラッグシップエアラインです。その日の丸をしょった航空会社が天皇陛下がフライトされる時にストを打ったのです。さすが、共産主義者なのに国費で東大に行く小倉です。
私がこのときに日航空の社員なら、何かしらの手立てを打って、小倉の喧嘩を買っていました。
当時、日本航空の社長は松尾(静麿)さんです。松尾さんは武士のような人です。天皇陛下の飛行機も飛ばしました。
そして、労使交渉を小倉とやります。「沈まぬ太陽」では、松尾さんは運輸省(現 国土交通省)の天下りという設定に、山崎豊子はわざとしています。
松尾さんは「日本航空業界の父」と言われる人です。GHQ(占領軍:進駐軍ではない。進駐軍と言う名前は占領という意識を日本人に持たせないようにGHQがつけた名前)占領下で日本人による日本人のための日本人のエアラインを勝ち取った方です。九州帝国大学機械工学科です。立派な方です。なんとか日本で利権を持って金を稼ごうとしたダグラス・マッカーサーが松尾さんに一緒にやろうと持ちかけますが、松尾さんは拒否します。まったマッカーサーはどこまで行ってもただのチンピラです。マッカーサーを派遣する時の米国は、「こいつでも派遣しとけ」でした。そいつを朝日新聞は絶賛しています。
さて、その労使交渉の時、松尾さんの娘さんが白血病で危篤になりました。小倉は交渉を有利に進めようと「この機につけこめ」と仲間の労働組合共産主義者たちに言いました。松尾社長は。娘さんの死に間に合いませんでした。本性を見たスチュワーデスたちは泣きます。小倉は国内の日本航空に居場所がなくななり、自らアフリカに転勤願いを出したのです。スチュワーデスたちは事実を知って泣きました。
山崎豊子はナショナルフラッグシップエアライン の 日本航空を悪者にして、あの残忍は小倉をヒーロにする小説を書いたのです。です。これが山崎豊子の正体です。
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