有本明弘さんの死去(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)二月十七日)3

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  有本明弘さんがお亡くなりになりました。享年96歳。心から哀悼の意を表しご冥福をお祈り申し上げます。不埒なる北朝鮮による拉致被害者有本恵子さんのお父上です。くやしかったに違いありません。悲しかったに違いありません。無念だったに違いありません。
 
 拉致被害者を取り戻せなかったのは国民の責任が大きいのです。


 小泉内閣が五人の拉致被害者の一時帰国を実現したとき、それまで「拉致なんていうのはない」と言っていた野党や共産主義左翼リベラルの人間はなす術がありませんでした。なので、一時帰国で終わらせようとして早く北朝鮮に送り返そうとしました。それに敢然と立ち向かったのは安倍晋三と中川昭一郎でした。与党にも一時帰国論者がいました。

 例えば自分の子供が隣の家に拉致されて交渉の末三日間だけの帰宅が実現したとします。その子をもう一度隣の家に行かせますか?あなたなら。共産主義左翼リベラルの方々いかがですか?

 繰り返し書いてますが、この時、金正日は、日本との戦争を本気で覚悟しました。なのに、日本国内では、メディアの報道も稚拙だったことから一時帰国を喜ぶだけでした。朝日新聞などは拉致被害者を早く北朝鮮に返せという論評でした。

 この時、日本人が「やっぱり北朝鮮は同朋を拉致していたではないか。すべて返さないと許さない」と国民が全国的な声をあげていたら金正日は全員返し、その犯罪を明らかにする可能性が高かったのです。

 実は小泉さんはあの時、ブッシュに協力を要請していました。ブッシュはそれに応えて第七艦隊を北朝鮮のすぐ近くに展開してくれていたのです。これは当時の北朝鮮にとって筆舌に尽くし難いプレッシャーです。

 でも、日本はお祝いムード。金正日もブッシュも呆れてものが言えませんでした。

 これが今の人本国憲法「典」の似非平和主義です。「自分だけ平和なら他の国民はどうなっても知らない」という意味です。


国民主権:政府(場合によっては国)を転覆して良い権利。日本人はフランス人みたいに愚かではないですからやりませんが、共産党や立憲民主党などはやる気満々です。

基本的人権の尊重:人を殺していい権利が基本的人権です。さすがにそれはダメなので法律で禁止しています。でも、京アニ放火事件や安倍さん暗殺犯はどうですか?弁護士は責任能力の有無で争ってきます。あれがもし無罪になったら、日本は殺人事件やり放題です。人を殺してもそれも暗殺であっても許される権利です。

平和主義:自分だけ平和なら他人はどうでもいい権利。今回の拉致事件です。

 この怖い憲法「典」をありがたがっている日本はどうかしてます。

 あの時、日本人が真の平和を知って北朝鮮に対し激怒していたら。悔しいです。

北方領土のときもそうです。ソ連崩壊の時に自衛隊を米国と共同して展開していたら取り戻せました。

 政府ではない。政府を動かすに国民の力が必要なんです。勉強なんかするのではなく、人間として当たり前の感覚を取り戻しましょう。そろそろ目を覚ましませんか?

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このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2025年2月17日 07:10に書いたブログ記事です。

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