黄鶯見睆(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)二月九日)

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  今日から七十二候は、立春 次候 黄鶯見院(うぐひすなく)です。

 かつての日本人は、春を告げる最初の一声である「初音」を何よりも大切にしました。

春来ぬと 人は言へども 鶯の 泣かぬ限りは あらじとも思ふ

 壬生 忠今と言う人の歌です。

 「初音」は春の季語でもあります。久しく鶯の鳴き声を聞いていないですね。静岡や千葉に住んでいる時は聞いていました。「ホーホケキョ」とちゃんと泣ける様になるまで結構時間がかかるんですよね。そこに至るまでの完成しない鳴き声を「ぐぜり」と言います。これって、鶯は前の年にはちゃんとないていたのに、新しい春には、またぐぜりから始まるそうです。

 東京に「鶯谷」と言う街があります。なんでも寛永寺のお坊さんが、「江戸の鶯は訛っている」といって、京都からこの鶯谷に数千羽の鶯を運んだそうです。鶯にも方言があるんですかね笑。

 鶯はいろいろな別名があります。「春告鳥」「歌詠鳥_・・・・。

 今年こそ、久しぶりに鶯の綺麗な声が聞きたいな。泣いている場所に自分で行かなければならないのかなあ。

 調べてみたら、西宮神社は鶯の名所だとか。近いし行ってみたいな。

 猪名川町に「うぐひす池公園」というのもあります。

 ああ、そうだ。もう直ぐ寒梅の季節ですね。岐阜に梅林公園という梅が見事に咲く名所があります。

 ここの翠々円 植東という店の菜飯と田楽がとてもおいしい。宿泊もできます。最後は食い気ですね。私は笑。

幼き頃 初音の声を 母と聞く 春告鳥と 母は語りて

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このページは、宝徳 健が2025年2月 9日 02:32に書いたブログ記事です。

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