霞始靆(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)二月二十四日:月曜日)

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  今日から七十二候は雨水 次候 霞始靆 かすみはじめてたなびく です。春霞がたなびきはじめる頃です。


 春は冬の乾いた空気ではなく、待機中に細かな水滴が増えて、遠くの景色がぼんやりと霞んで見えます。これを「霞:かすみ」と言います「たなびく」は、霞や雲の共演です。天に薄く長く漂わせます。まだまだ寒いですが、春の気配が感じられます。

 美しい日本語には「佐保姫」というこれまた綺麗な言葉があります。山々の裾野にうっすらと広がる春霞のことを、春を司る佐保姫(さおひめ)がまとう着物の裾にたとえました。

 以前にも書きましたが、霞と霧は同じ現象なのですが、春が霞、秋が霧です。両方とも季語です。昔のにノン人はセンスがありますね。創造性がすごい。

冬が向かふ 春の霞に 思ひのせ 秋の霧は 何を思ひて

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このページは、宝徳 健が2025年2月24日 01:37に書いたブログ記事です。

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