三月九日の櫻餅(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)二月二十六日水曜日)2

| コメント(0) | トラックバック(0)
 この記事を書き終えると、1万ブログまであと113通です(ごめんさい。私が計算し間違えていました)。

 今、Tverで山田洋次監督と石井ふく子プロデューサーのドラマをやっています。どれもなんというか、人間というより日本人本来が持っていた(持っていると言いたいが)人間の美しさが醸し出されています。日本人っていいですね。その中で、「金子みすずさん」の一生が描かれた「明るい方へ明るい方へ」というドラマがあります。一生というか二十六歳で亡くなっています。いとこだと思っていた好きな人が弟でした。その人への思いを断ち切るために他の人と結婚します。こいつがとんでもない男で、他の女と浮気したばかりではなく、病気をもらってその病気をみすずさんにうつしてしまいます。子供に感染しないようにみすずさんは必死です。離婚した男に親権を奪われそうになります。みすずさんは、自分の命を以てその男に子供が奪われるのを阻止します。みすずさんは命を開けた女の戦いに勝ち子供を守りました。自分亡きあとの子供の育成をおお母さんに任せます。松たか子さんが素晴らしい演技です。他のキャスターもすごい。

 みすずさんは、櫻餅が大好きで、自殺する前の日に、子供と一緒に櫻餅を食べて、「この子が櫻餅を将来食べたとき、私を思い出してくれたらいいなあ」と言います。お母さんはそれを覚えていてその子を育るとき、毎年、みすずさんの命日の前の日の三月九日の日には櫻餅を食べさせました。子供はもう母が自殺したことは知っていたのですが、その祖母の愛情を受け留めしっかりと生きました。みすずさんは自殺する前に好きだった弟に自分の詩集と手紙を送ります。受けっとった弟は東京にいたのですが、郷里山口に飛んで帰ります。そして、みすずさんの死を・・・。私は今日、おいしい櫻餅を買いに行きます。そして、これからは三月九日に櫻餅を食べてみすずさんを偲びます。

 金子みすずさんの詩は昔から大好きです。たくさんたくさんの詩をを拝見しています。


 TVドラマもこのレベルになると・・・。あかん、私、こういうのを観ると・・・。山田監督、石井プロデューサーこんな作品を「遺して」くれて感謝します。今の漫画を真似ばかりしているプロデューサーのドラマと全くレベルが違います。
生き様を みすずが遺した その詩(うた)は みんなちがって みんないい詩(うた)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/9761

コメントする

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2025年2月26日 07:44に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「石油業界の歪み(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)二月二十六日 水曜日)」です。

次のブログ記事は「どの本よりわかりやすいスモールM&A:見合いと恋愛(皇紀弐千六百八十五年(2025年)二月二十六日)3」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。