喧嘩の上手いトランとプvs受け身のメディアと諸外国(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)二月二十一日金曜日)

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 今日からブログに曜日を入れました。過去のブログを検索したり、読み返したりすることが多い私は、「あれっ?西暦で言うと何年だっけ?」と思い、かつて西暦も書くようにしました。先日、自分の誕生日の記事を読み返していたら、「ところで俺は何曜日生まれたんだ?」と思いました。「この記事が何日に書かれたか」がわかるように今日から曜日も書きます。

 ちなみに、私が生まれたのは「昭和三十三年(1958年)八月二十日 朝七時三十六分 水曜日」です。

 息子は、「平成四年(1992年)十一月六日 金曜日 九時七分 体重3,250g、身長51cm」です。当時出光興産の販売促進としてガソリンスタンドで使える出光Uカードというのを販売していました。プリペイドカードです。マクドナルドでも使えましたので高校生だった甥に何回か送りました。その出光Uカードは自分でデザインもできるのです。記念品としてプレゼントをするのに良かったのです。今は、もう使えませんが。

 息子が産まれた時に、記念Uカードを創りました。そこに産まれた時の情報が書いてあります。それが上記に書いたものです。背景を富士山にしていたのでみんなから「右翼」と言われました笑。

 出光Uカードは店頭で販売していました。私は本社にいましたが、またぞろ、出光ではどこのスタンドが何枚売ったとかいくら売ったとかの競争を煽りました。支店単位でそれをするのはいいのですが本社では、別のマーケティングが必要だったのです。まだまさ不勉強な私は、そのことに気が付きませんでした。 まさに万死に値する行為」です。

 経済学の大家に「ヨーゼフ・シュンペータ」という「イノベーションの父」と言われる人がいます。「創造的破壊」「アントレプレナー」という言葉も生み出した人です。そのシュンペータが新事業や新商品は、「スケール」をしろ、と言っています。つまり「一気に世界市場に規模を大しろ」です。マックのスティーブ・ジョブズはシュンペータを読んでいたと思います。いずれシュンペータのことは書きますね。この「スケール」発想が出光本社にはなかったのです。マクドナルドだけではなく、マーケティングでどんどん流通させる発想が必要でした。場合によっては海外までも。そうすれば今でも活用されていました。シュンペータは、「ワルラス」の一般均衡理論という考え方を用いて、市場の均衡状態を「沈滞」とみなしました。その沈滞状態をシフトさせるのがイノベーションと解きました。イノベーションを起こしたらスケールしろとも。一般均衡理論は私の大学時代の専門です。なのに、そのときになぜ、気付かなかったのか。

 いつもそうです。「あ〜、あの時こう言うことに気づいていたらなあ」と。いつも後付けです。宇佐美の親父さんはトラックステーションを作ったのではなく、トラックステーションを「スケール」しました。若い時にそれに出逢っているのに気づいてなかった。まさに親父さんが私に「考えろ、考えろ、いつも考えろ!」と言っていたことですね。
 
 106歳まであと四十年を生きるなら、それを追求していきます。「シュンペータ」の本には学生時代に出逢っていました。でも、私はこのことの重要性に気付かなかた愚か者です。福澤諭吉先生が「義塾は実学の精神だ」とおっしゃっているのに。

 閑話休題。おっとまた脱線。ドナルド・トランプでしたね。
  安倍さんが登場した時もメディアはボロクソでした。トランプが登場した一回目も大統領選でもそうです。とにかくメディアは「自分達の思い込み以外のモノやコト」 を激しく責めます。きっと自分達の存在意義が消されるからですね。メディアは秩序という言葉が大好きです。それも「自分たちが考える秩序が」。

一種のイデオロギーですね。

 今の世界秩序は、第一次世界大戦以降力をつけたアメリカが、超大国として世界のコンセンサス(ワシントンコンセンサ)と言います)を築きあげ、それに抵抗する国を潰しまくって確立しました。支那がそれに必死になって対抗しています(が、アメリカが民主党政権の時は支那は米民主党に金を配りまくって抱き込みます)。

 今の、世界秩序は、そのアメリカの狂人ランキング第一位大統領ウッドロー・ウイルソンと第二位のフランクリン・ルーズベルトが作ったものです(ちなみに第三位はビル・クリントン)あの弱かったソ連は、この狂人二人をうまく騙していつの間にか強くなりした。まあ、アメリカ大統領に素晴らしい人など、数えるのが大変なぐらいですが。あの、JFKもキューバ危機でヒーローになっていますが、キューバ危機も元を正せばJFKに問題があります。

 さて、この狂人二人が何をやったか。乱れた世界秩序を作っただけです。二人の悪行は数えたら限りがないですが、敢えて言うと、ウィルソンは「民族自決主義」です。外交や防衛も政治もできない民族が独立したらどうなりますか? 争いが起きるだけですよね。アフリカなんて酷いモノです。各地に紛争が勃発しました。世界の火薬庫バルカン半島もそうです。ルーズベルトはウィルソンに加えて共産主義の跋扈を世界地図の中に入れました。ルーズベルトが正しく日本を理解してたら共産主義はあれほどのものにはならなかったでしょう。朝鮮戦争もベトナム戦争も起きていません。

 トランプは、その狂人二人の作った世界秩序を元に戻そうとしているだけと思っているのは私だけでしょうか?
  
 それにしてもトランプは喧嘩がうまい。安倍さんが今、いてくれたらなあ、と思うこともありますが、まず押し込みます。世界が混乱しているというメディアの報道が多いですが、そりゃあ、狂人二人の秩序を壊そうとしているですからそうですよね笑。

 トランプはまず押し込みます。理不尽なことを言って、相手を押し込もうとします。そして、相手の判断を引き出そうとします。最初から話し合いましょうでは、相手からは本音は出ないでしょう。喧嘩の極意です。大嫌いですが習近平はそれに対抗します。彼も喧嘩の仕方を知っています。安倍晋三は、第二次政権の時に「ダイヤモンドセキュリティ構想」を打ち出し、良い意味での喧嘩を海外に売りました。トランプは安倍さんの綺麗な喧嘩の売り方と誠実なところが気に入りました。

 他の諸外国は、「まずトランプの真意を聞いて」とか「トランプの言っていることにどう対応するか」の姿勢です。まるで、ジャイアンが言った無理難題をのび太が、「どう言う意味だよ、それ」聞いているようなものです。喧嘩には喧嘩で対応し、その後にその喧嘩の落とし所を見つける話し合いとなるのが常道でしょう。

 トランプが大嫌いなメディアは、支持率◯%とか、賛成はこれだけいるかと訳のわからないことを言います。日本のメディアはそれに追随します。裏も取らずに。

 仕方がないではないですか。狂人大統領二人がつくった狂人秩序を壊すのですからまずは破壊が必要です。それが創造的破壊になるかどうかは今後のトランプの力次第ですが。
 
 それに大東亜戦争前はあんなに弱く日本にビビりまくっていたスターリンのソ連に力をつけてしまったのはルーズベルトですよ。あんなに世界から遅れていた支那に力をつけてしまったのは狂人第三位のクリントンです。そして、ハマスなんかをのさばらしているのは、 ウィルソンですし、少しだけそれに変な意味での貢献をしたのはオバマとバイデンです。ハマスに金出しているんですもの。メディアはそれでも、イスラエルを非難します。

  トランプは世界に喧嘩を売っているのです。「かつての強いアメリカを取り戻す」というのコンセプチュアルスキルにして。

 何かに似ていませんか?日本の戦国時代にどの武将もが天下を統一しようなんて思ってもいませんでした。ただ一人信長だけが「天下布武」という天下統一を旗頭にしたコンセプチュアルスキルを発揮しました。そすると他の武将には見えていない世界が信長だけに見えてくるのです。比叡山の焼き討ちも、石山本願寺の平定も。

 現在も誰も、この混乱した世界秩序を直そうなんて思っていません。だからトランプのことを「あいつ何をやっているんだ」とか「支持率が上がった下がった」で、メディアはう右往左往します。だいたいウクライナ戦争でもあれはバイデンの弱腰が起こしたものでしょう? だって、バイデンには「世界秩序を直そう」というコンセプチュアルスキルなんてなかったのですから。

 プーチンもNATOも戦争(喧嘩)において一番やってはいけない「戦力の逐次投入」をやっています。喧嘩は「戦力の一気投入」が必要なのです」。コンセプチュアルスキルがないからだらだらだらだらやっています。大東亜戦争で世界最強の帝国陸海軍がやってしまったミスと一緒です。

 
  トランプがプーチンに接近しています。どう言う真意なのかはわかりませんが、まずプーチンを抱き込まないとこの戦争が終わらないのは事実です。ウクライナ支援から先に行ってはだめです。コンセプトがないからです。それにトランプがプーチンに近づいて一番困るのは誰ですか?

支那共産党と習近平と金正恩です。場合よってはハマスに莫大な支援をしているイランも含めていいかもしれません。

 ここまで考えるとトランプのやろうとしていることが理解できます。だって、彼しか今の世界でコンセプチュアルスキルを持っていないのですから。
 
 さて、世界の政治は、日本のヤクザなんて生まれたばかりの赤子のようなものです。いつ変わるかわかりません。世界最強だった日本が一気に五大国からはずされたばかりではなく、実質今の状態は世界地図から敗戦国として消されています。それが国連(占領軍)の敵国条項です。あんなに弱かったソ連と支那共産党とフランスが五大国になっています。

 そんな世界でこれから戦っていく子供達に「喧嘩をしてはいけません(だから逆に半グレなどの暴力が跳梁跋扈してます)と教えている母親たち、それでいいのですか? 将来自分の子供が支那共産党から奴隷のように扱われても。

 財務省・政府・日銀はいいのですか? この経済力でプライマリーバランスをしてしまっては日本は何もできない国になりますよ。自分達の立場だけ守っていては。

 各利権団体はいいのですか? なんのコンセプチュアルスキルもないまま、自分達の既得権を守るだけに四苦八苦し、若者の成長を妨げているのは。

 どう変えるかだけ議論していますが、日本国憲法「典」はこれでいいのですか? 世界で戦っていけますか? そのコンセプトはどうするのですか?

 こんなことでは日本人は誰も世界で勝てなくなります。私たちの責任です。

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このページは、宝徳 健が2025年2月21日 03:52に書いたブログ記事です。

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