イノベーションのジレンマ(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025)年三月二日日曜日)2

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いつだったけなあ。ずいぶん前のことだと思います。ある会社が歯ブラシの部分が短いのをつくりました。これ磨きやすくて結構画期的でした。確か小さいメーカーがつくったと記憶しています。他社も一斉に追随していきました。

  その時「歯磨き」についての商品の結構大手だけが追随しませんでした。なんでなんだろうと思いました。その大手は歯ブラシだけではなく、歯磨き粉(古い表現ですね笑。チューブ)も作っていたので短い歯ブラシを市場に出すと、歯磨き粉の売上が下がるからなんでです。歯磨き粉の利益の方が歯ブラシより高いからです。

 う〜ん、いつだったけなあ。大学生の頃かな。今のようにスマホやパソコンで検索なんてできませんから、当時はこういうときは本を読む必要があります。すぐに大学生協の本コーナーに行って探したような。

 見つけたのが上記の理由でした。

 この時はまだこの言葉はなかったように思いますが、こういう現象を「イノベーションのジレンマ」と言います。

※イノベーションのジレンマ
 既存の製品やサービスの拡充に注力するあまり顧客の別のニーズやウォンツに気付けず、後発のアイデア(特にベンチャー企業など)の技術革新に遅れてしまうこと。

 二、三日前のYahooニュースで、化粧品大手が赤字になったというものがありました。マスコミが言うことなので真偽の程は定かではないかもしれませが、その大手は低価格帯の商品群を捨てて、中高価格帯の商品に切り替えっていったので、低価格帯の商品にブランドスィッチをした顧客がでたからだというような主旨の記事でした。

 これが経営の難しさですね。ブランドスィッチも防がなくてはならないがある程度「選択と集中」もやらなくてはコストアップのなってしまいます。その難しさから「ジレンマ」という言葉を使っています。

 でも、この真偽はきちんと裏どりができているかどうかわからないので、今日は、イノベーションのジレンマという言葉だけ紹介しておきます。

 私は吉野家の牛丼が大好きです。
 というか、学生時代には牛丼といえば吉野家しかなかったのです。なので、舌が慣らされています。「早い・安い・うまい」がコンセプトの吉野家は学生の財布と胃袋にとてもありがたかった。

 その吉野家が一回倒産しました。これはいつだったけなあ。確かメインバンクが東海銀行です。

 メディアはこぞって報道しました。「単品商品の限界!」と。新聞を読んだ時に「そうなんだ」と思いましたが、実際には違っていました。経営陣が不必要なコスト削減を強要したため現場での牛丼の味が落ちてしまったのです。東海銀行が吉野家の立て直しのために現場の人にもヒアリングをした時、店長さん達が異口同音「私たちにもう一度美味しい牛丼を作らせてください」と。これが真因だったのですね。今では立派に復活しています。それこそイノベーションのジレンマが起きないようにたくさんの商品開発をして。

 ところでメディアはイノベーションのジレンマが起きにくいですよね。まず、メディアにはベンチャーが起きないから新しい考え方が移入されにくい。

 なので、自分たちの考え方に読者を煽動しようという意識が高くなります。ある意味、イノベーションのジレンマが起きるということは、長い目で見たらよいのかも。

 そういえば、政治家・官僚・利権団体・硬直型組織の会社などもそうですね。今は、情けないぐらい弱くなっているイトーヨーカドーですが、一時期前までは 鈴木敏文さんがいました。彼は常に「社長としての私の仕事は社内の成功体験を潰すことだけだ」とおっしゃっていました。つまり常にイノベーションのジレンアをわざと起こらせて組織の活性化を図ろうというものです。この方をやめさせてからイトーヨーカドーとセブンイレブンはおかしくなりました。

成長と 利益のはざまの イノベーション やりつづけてこそ 会社の成長

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このページは、宝徳 健が2025年3月 2日 04:48に書いたブログ記事です。

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